ども!
庶民ゴルファーのはちです。
今回は、ゴルフスイングのどこがズレているかを正しく確認できるようになるポイントをお伝えします。
ゴルフスイングは練習して修正して、また練習して少しずつ安定していき、ショットも安定していきます。
ゴルフスイングを修正するときに、ズレている原因がどこにあるかわからなければ正しい修正方法がわからず、試行錯誤しなければなりません。
例えばスライスしているのを修正するのに、原因がわからずフックを修正する方法で練習していたらスイングは良くなりませんよね。
かなり周り道をしてしまうことになります。
ですがスイングのズレがどこにあるかわかっていれば、修正方法を正しく見つけることができますので、正しい練習をすることができます。
正しいスイングの見方とも言っていいですね。
これをしっかり理解しておけば、周りの人も教えることができますし、自分のスイングを客観的にみることができます。
出球とインパクト軌道
まずは現状把握しましょう。
今どのような球筋が出ていて、どのように修正したいかをしっかりと決めることが大事なのですが、それをおこなう上で大事なのが出球の確認です。
出球はショットの要因の一番根本にある部分になります。
インパクトの軌道が出球を作るのですが、この出球を確認することでインパクトだけでなく、スイングのおおよそがわかります。
ゴルフのスイングと球筋の関係性を確認しておきましょう。
ゴルフの球筋は大きく分けて9種類あります。
自分がどの球筋に当てはまるかを確認しましょう。
①~③の場合、出球が左=アウトサイドイン軌道
④~⑥の場合、出球がまっすぐ=インサイドイン軌道
⑦~⑨の場合、出球が右=インサイドアウト軌道
おおよそこのように分けることができます。
出球は目標線の後方線上で低い位置から見るとよくわかりますよ。
スイングの改善で一番重要なのはインパクトの軌道を変えることですのでここをまずは確認しましょう。
確認ができたら、あてはまる球筋をどのように変えたいかを決めます。
例えば、③を⑤に変えたいとか、⑨を④に変えたいとか、はっきりと決めましょう。
変えたい球筋が決まったら、まずは出球から変えていきます。
出球を変えないと根本的に球筋は変えることができません。
ですので、出球とインパクト軌道の確認は必ず最初に行ってください。
グリップとアドレス
グリップとアドレスはスイング動作に大きく影響します。
グリップの握り方で球筋がかわりますので、握り方を変えずに球筋を変えようとすれば、体の動きを変えなければなりません。
例えば、グリップがボールをつかまえづらいウイークグリップだった場合、グリップを変えなければ違うところでボールをつかまえようとします。
代表例がアームローテーションやリストターンと呼ばれるものです。
練習して習得すればボールはつかまるようになりますが、時間がかかるでしょう。
でもそれがグリップ一つで変えることができれば簡単ですよね。
アドレスも同じです。
アドレスがずれていたら、出球や球筋は変わります。
ずれているアドレスを変えずに出球や球筋を変えるには
体の動きを変える必要があります。
例えばアドレスが右に向いていたら右に飛びやすくなりますよね。
でもそれを嫌がってアドレスを変えずにまっすぐに打とうとしたら、身体を大きく開いてスイングするか、先にヘッドを振って調整しようとします。
多くは引っ掛けやドスライスがでます。
でもアドレスの方向を修正できればスイング方向もスタンス通りに振りやすくなります。
グリップのチェックポイント
【左手の親指の位置がグリップの真上よりも左か右か真上か】
左の場合 ⇒⇒⇒真上よりもやや右にします
右の場合 ⇒⇒⇒ 真上よりも右すぎる場合はやや右にします
真上の場合 ⇒⇒⇒ 球がつかまっているなら変えずにつかまってないならやや右にします
【右手の親指と人差し指の付け根にできる線がどこを向いているか】
左の場合 ⇒⇒⇒ 右肩を指すようにします。
右の場合 ⇒⇒⇒ つかまりすぎていれば右頬くらいにします
真上の場合 ⇒⇒⇒ つかまっていれば変えずつかまっていないなら右肩を指すようにします
【両手の距離】
球つかまらない場合 ⇨⇨⇨ 両手の距離を広くします
球がつかまりすぎる場合 ⇨⇨⇨ 両手をできるだけ詰めて握ります
アドレスのチェックポイント
【両肩、両腰、両膝、両足のラインが目標線と平行になっているか】
全て平行(スクエア)を基準にしてずれているところを修正します。
慣れるのに時間がかかる場合は、極端に変えてみます。
例 右を向いていて平行にすると違和感がある場合、ちょうどよりも左に向くくらいにする
【ボールとの距離がちょうど良くなっているか】
ボールに近すぎたり離れ過ぎたりしていると、インパクトにずれが生じます。
それに気づかずに他を修正するとズレが大きくなったりします。
ですので、アドレスの姿勢の基準を知っておきましょう。
【アドレスの基準】
体重のかかる位置を前後左右五分五分にし、前傾角度を時計の文字盤で1時を指すくらいにします。
その状態で両肩からまっすぐに腕を下ろした位置でグリップします。
この状態でヘッドが位置するところにボールを置くようにします。
【左右五分五分の体重配分でバランスよく立っているか】
アドレスを正面から見て、両肩、両腰などが水平に近くなっているか、軸(頭や背骨)が傾いていないかを確認します。
バランスよく立てているかを確認しましょう。
テークバック
グリップ、アドレスが正しくなっていたら、次に確認するところはテークバックです。
テークバックの動き方は、その後のスイングに大きく影響するんですが、多くの方はそれに気が付いていません。
プロのようにテークバックの動きが違ってもダウンスイングで正しく修正できればいいんですが、多くのアマチュアの方はテークバックのズレがそのままインパクトのズレになっています。
ですので、テークバックを修正するとスイングがとても良くなりますので、テークバックの基本を覚えておきましょう。
テークバックの方向
テークバックの方向は多くの人がまっすぐに意識して動かしています。
これは正しいですが、まっすぐ動かしているつもりがずれている場合が多くあります。
多くは真っ直ぐに引いているつもりが、アウトサイドに動かしています。
しかもグリップが体から大きく離れていき、そのまま離れたままインパクトしています。
【テークバックがアウトサイドの場合】
右ひじが体から離れないように意識してインサイドにテークバックしましょう。
それでも初めの2~30cmはまっすぐに動いているはずです。
【テークバックがインサイドの場合】
極端にインサイドの場合は早めにヘッドを上げていくようにしましょう。
ヘッドを早く地面から離していくとちょうど良いテークバックになります。
テークバックの長さ
テ―クバックの長さは低く動いている距離が長いか短いかになります。
【距離が短い場合】
早めのコックや早めにグリップを上げていく動作でヘッドが早く地面から離れる動きになりますが、バックスイングが浅くなったり、手打ちになるミスがでる場合もあります。
このような場合は、テークバックでできるだけコックや腕を上げずにヘッドを低く動かします。
【距離が長い場合】
コックや腕の上がる動作が遅く、ヘッドが低く動く時間が長い動作になります。
テークバック時に体が右に流れる、手が体から離れるといったことが原因でミスショットが多い場合は、テークバックで早めのコック、早めにグリップを上げていくことで修正されます。
トップ
トップ(トップオブスイング)はインパクト軌道を決める重要な部分と言えます。
スイング過程も大事ですが、トップの位置をしっかり確認することで、出球やインパクト軌道を修正することができます。
トップの高さ
トップの高さはインパクトの軌道やダウンスイングの角度が変わってきます。
出球や球筋に大きく影響しますのでしっかり確認しましょう。
【トップの高さが高い場合】
インパクト軌道はアウトサイドからインパクトがしやすくなり、出球は左に出やすくなります。スイング全体で腕の動きが多くなります。
スライスや引っ掛けダフリなどのミスが出る場合もあります。
【トップの高さが低い場合】
インパクト軌道はインサイドからになりやすく、出球は右に出やすくなります。
打ち急いだり、トップしたりする原因にもなります。
トップの深さ
トップの深さはスイングのタイミングやインパクトの精度などに影響します。
基準は肩が90度、背中が目標を向いているかです。
【トップが浅い場合】
打ち急いだり、振り遅れたりして球がつかまらない、トップダフリなどのミスが出やすくなります。手打ちの原因にもなります。
スライスが出たり、引っ掛けていたりした場合、バックスイングを深くすることで修正できます。
【トップが深すぎる場合】
トップが深いことは悪くないですが、深すぎると軸がぶれたり、バランスが崩れたりします。
体重が右に残ったり、フィニッシュまで振り切れなかったり、ダフリトップが多くなったりもします。
そのような場合は、トップを適量にするだけでミートできるようになります。
出球が左の場合 ⇒⇒⇒ バックスイングが浅い
出球が右の場合 ⇒⇒⇒ バックスイングが深い
ということも言えますので、出球とバックスイングの深さは良く確認しましょう。
ダウンスイング
チェックポイントの最後はダウンスイングです。
ここが一番インパクトに影響する部分ですが、一番修正が難しい部分でもあります。
ダウンスイングの修正はバックスイングやトップを変えること、また、フォロースルーを変えることで自然に修正できれば一番簡単な方法です。
ここではダウンスイングを確認、修正するための1つのポイントを解説します。
ダウンスイングで重要な右ひじ
ダウンスイングで大きな影響を与えるのが右ひじです。
右ひじの位置と動きでスイング軌道やインパクトの精度が変わってきます。
ダウンスイングで正しい右ひじの動きを覚えておき、必要な場合は修正しましょう。
右ひじの位置
右ひじの位置はダウンスイング中、体の近くにあると正しいスイング軌道と正しいインパクトがしやすくなります。
ダウンスイングを確認する場合はこの右ひじの位置を最初に確認しましょう。
右ひじの動き
右ひじの動きはダウンスイングで直接に意識はしません。
ですが右ひじが体から離れてしまう動きが修正できない場合は、ダウンスイングで右ひじを下に下げるようにして自分の右わき腹に引き付けるようにします。
この時、左右のグリップを一体にして右ひじと一緒に下げると、正しくクラブをスイング軌道に乗せやすくなります。
目標線後方から確認した場合、右ひじが下がり、体に引き付けられることによってクラブシャフトがボールを指す状態になっていればOKです。
スライスや引っ掛けの多くはこの右ひじの位置と動きがずれていますので、必ず確認しましょう。
まとめ
ここまでお伝えしてきたスイングのチェックポイントは、スイングを確認するための重要かつ最短でおこなうためのものです。
この5つのチェックポイントを確認できればスイングがどうなっているか、どこを改善していけば自分の思い通りの球が打てるかがわかります。
チェックポイントの1~5まで順番に行うことが大事です。
グリップやアドレスでスイングが変われば簡単ですからね。
レッスンのポイントはズレの原因を確認して、早く修正方法を見つけることになります。
正しい修正方法なら最短でスイング改善できますからね。
さらにこのチェックポイントをしっかり身に着けておくことで、プロのスイングも良く理解できるようになります。
タイガーウッズのスイングや、ロリーマキロイのスイング、石川遼や松山英樹のスイングも分析して真似することもできます。
自分に合った模範のスイングが見つかるということです。
これはとても大事です。
スイングのイメージがあるのと無いのとでは、スイングするうえで体の動きやスイングテンポなどが大きく変わってきます
ミスしたときに何が悪かったかもすぐにわかるようになります。
これが上達にかかせません。
スイングイメージを明確にできる、スイングのチェックポイントをしっかりとマスターしていきましょう!
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