この間ご一緒させてもらった同伴者さんがアプローチがベタピンでそのままウェッジでパットをしたんだけど、これって特に問題はないの?
グリーン上はパター以外使ったらいけないのかな?と思っていたから何気に気になってしまってて…
あぁ~
たまにそういった方見かけるね!
結論から言えば問題なかったと思うけど知らなかったら結構ビックリする人も中にはいるかもね。
んじゃ今回はこの辺の細かいところについてはち君に解説してもらおっか♪
アプローチショットをした球がベタピンでカートにパターを取りに行くのも面倒だからと使用したアイアンでそのまま打ってカップインをする光景をたまに目にしますが皆さんは実際にやっている人を見たことはありますか?
グリーン上は普通、パターでプレーするものですよね。
パター以外のクラブの使用はペナルティの対象となるのでは?と、疑問に思ったことのある方も実は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、グリーン上でパター以外のクラブを使用した場合のルールについて解説していきたいと思います。
グリーン上でパター以外のクラブは使用できる?
まず、結論から言うと、グリーン上でパター以外のクラブを使用しても問題はありません。
グリーン上ではパター以外のドライバーからサンドウェッジまでのいかなるクラブの使用であっても認められてます。
ゴルフのルールでは、コース内のプレー可能なエリアであればいつどこでどのクラブを使用してプレーしても罰を受けることはないんです。
実はプロのトーナメントであってもグリーン上でパター以外のクラブを使用した例はいくつもあります。
たとえば、球がグリーンの端に乗ってしまいピンまでの距離が遠いときや、グリーン上でも球とピンを結んだ線状にバンカーがせり出している場合などにサンドウェッジを使用することがあります。
また、トラブルでパターが折れてしまいその代わりとしてロングアイアンやフェアウェイウッドをパターの代用としてプレーしたという例もあります。
先日のマスターズでもパターが折れてウッドでパターをしている選手がいましたね。
フェース面に球をヒットさせる必要もない
また、パターと違いサンドウェッジなどでパッティングを行なうと、フェース面でボールを打てない(ウェッジは他のクラブとは違い歯が迫り出しているものが多いため)ので違反なのでは?と思う方もいるようです。
基本的には、ストロークを行ってクラブヘッドにさえボールが当たっていればどこで打っても違反とはなりません。
極端な話ですが、たとえばバックフェース(クラブフェースの背面側)で球を打ったとしても正しくストロークを行っていればルール上問題はありません。
サブグリーンにある球でもウェッジで打ってもいいの?
このルールで最も勘違いが起こりやすいのはサブグリーン上からウェッジを使ってアプローチショットを打ってしまうことです。
サブグリーンは基本的にプレー禁止エリアとされているので間違ってもサブグリーンからショットを打つことがないようにしましょう。
サブグリーンって何?という方へ簡単に説明しておくと、サブグリーンとはコース内で使用していないもう一つのグリーンのことです。
最近ではワングリーンのゴルフ場がほとんどですが季節によって使用するグリーンを変えるためにツーグリーンにしているゴルフ場も多くあります。
ツーグリーンを採用しているほぼ全てのゴルフ場では、サブグリーンはプレー禁止エリアとなっていることが多いので注意して下さいね。
サブグリーンには「Close」や「プレー禁止」と書かれた看板が立てられているのことが多いのでしっかりと確認てみてください。
サブグリーンはカラーを含めグリーン全体がプレー禁止エリアとなるので、たとえパターであってもプレーは禁止されているので禁止エリア外にちゃんと出してからプレーをするようにしましょう。
ローカルルールで禁止しているゴルフ場もあるので注意
最初に結論としてパター以外のクラブでも大丈夫と説明はしましたが、ゴルフ場によってはローカルルールでグリーン上でパター以外のクラブの使用を禁止している場合があります。
ローカルルールとは正式なルール規則ではありませんが、ゴルフ場の判断で独自に設定することができる特別ルールのことです。
グリーン上、たとえタップインの距離だったとしてもパター以外のクラブの使用はグリーンの芝を傷める可能性があります。
またピンまでの距離が遠いからとグリーン上からサンドウェッジで球を打った場合、ターフなどでグリーンを削り取ってしまう可能性はかなり高いでしょう。
これらのことからグリーンの芝の保護の観点からパター以外のクラブの使用を認めていないローカルルールを設定しているゴルフ場も多いため必ず事前に確認するようにしましょう。
グリーンではパター以外のクラブの使用は控える
ルール上、グリーン上でのパター以外のクラブの使用は違反にはなりません。
タップインの距離をアイアンやウェッジで打つこともプレイファーストの観点からすると問題となる行為ではありません。
しかし、グリーンの芝はその他の箇所の芝に比べてとても繊細です。
ルール上で問題ないからとグリーン上でパター以外のクラブを無意味に使用することはマナー的にあまりよろしくはないかと思います。
もしどうしても使わざる得ない状況があった場合は、細心の注意を払ってグリーンを傷つけないように注意するようにしましょう。
また、それでカップを外してしまっても自己責任ということも忘れないようにしましょう。
全てのプレーヤーが気持ちよくゴルフを楽しめるように気持ちのいいプレーを心掛け、みんなで楽しめるようにラウンドしたいですね。
ゴルフは一人競技ではありますが、同伴者がいるのスポーツです。
自分ひとりの身勝手な行動で他の方へ迷惑を掛けないように注意して楽しい一日にしましょう。
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