ゴルフのスイングってホントに色んな教え方がある中で、素朴な疑問があるんだけど、万人に共通して同じように取り組めば同じように上手くなるのかな?
人それぞれ身体の大きさや筋肉量とか全然違うから厳密に言えば難しいとは思うけど体の使い方を教えている人のレッスンで注意したほうが良い点は「その体の使い方が本当に自分に合っている動かし方なのか?」ここが重要になってくるポイントだと思うよ。
ん?
身体の使い方ってみんな同じじゃないの?
実は人間は大きく分けて4つのタイプに分けてそれぞれが身体の使い方が全然異なるんだよね。
これはゴルフだけに限らず他のスポーツに同じことが言えるんだけど、例えば、この理論を知らないタイプが真逆の人から教わると逆に全く出来なくなることもあるくらい重要な事なんだよね….
何それ!
ちょっと怖いんだけどΣ( ̄□ ̄|||)
ってそもそもボクはどのタイプなんだろ….
ちょっと詳しく知りたいな!
一生懸命にゴルフの練習を頑張っているのになかなか上達しなくて悩んでいるそこのあなた!
もしかしたらその体の使い方が間違っているかもしれませんよ…汗
「えっ!?」
っと思った方はこの先読み進めてみてください。
もしかしたら上達へのヒント(きっかけ)になるかもしれません。
まず4スタンス理論について簡単に説明すると、人間には4種類の血液型があるように体のタイプも大きく分けて4つのタイプに分かれています。
自分のタイプを知ってその体の使い方を把握したうえでゴルフを練習すると圧倒的にミスが軽減していくので4スタンス理論をまだ知らないという方は是非とも自分のタイプを知ってそれに合った練習をやってみることをおススメします。
4スタンス理論についての詳しい説明はこちらになります。
>>4スタンス理論ってなに?
4スタンス理論 A1タイプの特徴
A1タイプは、足裏のつま先・両手足内側に体重がかかるタイプです。
さらには、手のひらよりも指先でバランスを取ります。
また、A1タイプはクロスタイプです。
クロスタイプとは、身幅の中で、大きく体重移動しながら、身体を斜めに使い、左から右、右から左へと身体の入れ替えを行うタイプです。
「クロスタイプ」が体を回転させるには、アルファベットの「X」のように、体幹をクロスさせながら、斜め方向に伸び縮みすることで、カラダを回転しやすくなります。
A1タイプとB2タイプがこのクロスタイプに当たります。
つま先重心のAタイプは、カラダの前面の「鳩尾(みぞおち)」と「両ひざ」を結ぶ三角形を意識することで、どっしりとした体軸と下半身の安定感を得ることができます。
さらに、内側重心の1タイプは、手足の内側でバランスをとります。
1タイプは、人差し指が「利き指」となることも特徴の1つです。
A1タイプのプロゴルファー
かつて、片山晋呉や上田桃子、古閑美保のティーチングプロを務めた江連忠プロもA1タイプのゴルファーです。
教える人間と教わる人間が同じタイプでないと、上手くならないどころか、無理な身体の使い方によってケガの原因になることもあるようです。
アダム・スコットやカリー・ウェブなども、A1タイプに属すると言われています。
このA1タイプのスイングの特徴は、「伸びやか」かつ「しなやか」で、「シンプル」という点です。
一連のスイング動作の中で、身体を伸び上がらせるという特性があるので、「スゥー」とか「サァー」というように、上昇しながらその流れが続いてくというイメージといえば、Aタイプの人には、理解できると思います。
A1タイプの最大の特徴は、「テイクバックの時間=タメを作る時間」ということです。
面白いことに、多くのA1タイプのボールプレイヤーに「この共通の動き」が見られます。
メジャーリーガーのイチロー選手の振り子打法
テニスプレーヤーのジョコビッチ選手のフォアハンドストローク
バレーボールの木村沙織選手のスパイク・・・などなど
この人たちの動きを見れば、「スゥー」と「しなやかに」ひく「テイクバックの時間」を確認できるので見る機会がありましたらこの辺を意識してチェックしてください。
A1タイプのあなたは、同じA1タイプの選手のフォームを参考にすることで、アドレスやスイングのイメージがつかめるでしょう。
ただ、A1タイプの身体の特徴や使い方がわかっただけでは、どういった点に注意して、ゴルフの練習をすればいいのかわからないと思います。
A1タイプは、どのような練習方法が合っているのかを具体的に見ていきましょう。
ゴルフ4スタンス理論 A2タイプの特徴
A2タイプの特徴は、足裏のつま先、両足の外側に体重がかかるタイプです。
また、A2タイプはパラレルタイプです。
パラレルタイプとは、体幹の連動が同じ側であるタイプですね。
どいうことかというと、「A1」「B2」のクロスタイプは、身体を斜めに使います。
つまり、クロスタイプは、体幹の対角線上の肩と腰が連動するため、身体を左右を動かすことを得意にしています。
一方、「A2」「B1」のパラレルタイプは、体幹の同じ側の肩と腰が連動するため、身体を前後に動かすことを得意にしています。
つまり、背骨を中心に、左右を入れ替えて、その場でクルンと回って打つのが、このパラレルタイプの特徴です。
また、「外側重心の2タイプ」のゴルファーは、手足の外側でバランスをとるのが特徴です。
手の指では、中指と薬指が中心となってバランスをとります。
A2タイプのプロゴルファー
タイガー・ウッズ やアニカ・ソレンスタムなども、A2タイプと言われています。
A2タイプに共通するのは、体重移動はほとんどなく、その場でクルッと回るようなスイングです。
体重移動が少なく、クセのない、シンプルで、美しいスイングのゴルファーが多いのも、このA2タイプです。
ゴルファーならだれもが憧れるスイングなので、タイガー・ウッズのスイングが多くのお手本として、レッスン書で解説されているのも納得できますね。
ただ、お手本のようなスイングであっても、あなたがA2タイプでないならば、このスイングを真似ることによって、ゴルフの上達を遅らせることになるばかりか、カラダにあっていないスイングの影響で、ケガの原因にもなりますので注意が必要です。
前重心のAタイプの特徴である「しなやかさ」はもちろんのこと、瞬間的に「パッ」、「サッ」と、素早く切り替え動作が行えるのも、パラレルタイプであるA2タイプの大きな特徴です。
A2タイプであるテニスプレーヤーの錦織圭選手の「エアK」は、カラダを沈み込ませないで、その場で「パッ」とジャンプし、進行方向の前重心に軸を作りながら、体幹を瞬間的に入れ替え、体をスピンさせていることが確認できるでしょう。
この「瞬間的な動作ができる」ということは、結果的に「タメがないように見える」のですが、その分、「フォローが大きくなる」という特性を持っているのが、A2タイプです。
ただ、A2タイプの身体の特徴や使い方がわかっただけでは、ゴルフに活かすのも難しいでしょう。
A2タイプのあなたのスイングの特徴とはどういったものなのか?
また、あなたには、どのような練習方法が合っているのか?
具体的に見ていきましょう。
ゴルフ4スタンス理論 B1タイプの特徴
B1タイプは、「かかと側」、「両足の内側」に体重がかかるタイプです
また、「B1タイプ」は、パラレルタイプでもあります。
「A2」「B1」に共通するパラレルタイプとは、体幹の同じ側の肩と腰が連動するため、身体を前後に動かすことを得意としています。
つまり、背骨を軸として、左右を入れ替えるように、その場でクルンと回転して打つのが、このパラレルタイプの特徴です。
また、「内側重心の1型タイプ」のゴルファーは、手のひら部分や、さらに、両手足の内側でバランスをとるのが特徴です。
手の指では、差し指と中指が中心となってバランスをとります。
B1タイプのプロゴルファー
ジム・フューリク や、セルヒオ・ガルシア 、ローリー・マキロイ、ジョン・デーリーなども「B1タイプ」と言われています。
個性的なスイングのプロゴルファーが多いような気がしますね。
Bタイプは、カラダの使い方に特徴がある分、個性的なスイングになります。
なので、いわゆる「レッスン書」どおりのレッスンを受けていたのでは、ゴルフの上達を遅らせることになるばかりか、あなたのカラダにあっていないスイングによって、ケガの原因にもなりますので注意が必要です。
Bタイプはカラダを「グッ」と、沈み込ませ(体幹を縮める)、カラダの中に貯めたパワーを瞬時に放出するという「力強さ」と「素早さ」を備えた特性を持っています。
ただ、瞬間的にパワーを放出するからと言って、インパクトの一瞬だけにパワーを出すわけではありません。
では、いったい、B1タイプのあなたのスイングの特徴とはどういったものなのでしょうか?
また、B1タイプのあなたには、どのような練習方法が合っているのでしょうか?
4スタンス理論では、「Bタイプは型にとらわれなくていい」と言われる「B1タイプ」を具体的に見ていきましょう。
ゴルフ4スタンス理論 B2タイプの特徴
4スタンス理論の4つのタイプの中でも、B2タイプは、日本人に一番多いタイプであると言われています。
B2タイプは、「かかと・両足外側」に体重がかかるタイプです。
手の指では、「中指」と「薬指」で バランスをとるのが特徴です。
また、B2タイプは、クロスタイプでもあります。
クロスタイプは、身幅の中で、大きく体重移動しながら、体幹を対角線上に斜めに使い、左から右、右から左へと身体の入れ替えを行いながら、スイングするタイプです。
「クロスタイプ」が体を回転させるには、体幹(「左肩と右腰」・「右肩と左腰」)を斜め方向に伸び縮みするイメージを持つことで、カラダを回転しやすくなります。
B2タイプとA1タイプがこのクロスタイプに当たります。
B2タイプのプロゴルファーは?
ジャック・ニクラスやフィル・ミケルソン、フレッド・カプルスなどがB2タイプと言われています。
これらの人たちに共通するのは、一般的でオーソドックスなスイングというよりは、スイングが大きくダイナミックで、力強く、個性の強いスイングをするゴルファーが多いような気がします。
Bタイプは、常に後ろ足に重心を作り、体幹部の動作として運動域が大きいので、「ダイナミック」というイメージが強くなるのです。
さらに、クロスタイプでもあるB2タイプは、A1タイプと同様、テイクバックとフォロースルーをしっかり取る動きが入ります。
「グーン」と身体を沈み込ませながら、しっかりと後ろ重心に乗り込む時間を作り、大きなテイクバックをとるのが、B2タイプの特徴です。
プロ野球界では、松井秀樹選手や大谷翔平選手など、大きくダイナミックなテイクバックをとり、後ろに重心を残しながら打つバッティングフォームは、B2タイプの特徴です。
横峯さくら選手のスイングなどは、まさに「B2タイプ」と言えるでしょう。
そんなB2タイプのあなたのスイングの特徴とはどういったものなのでしょうか?
また、B2タイプのあなたには、どのような練習方法が合っているのでしょうか?
4スタンス理論では、「Bタイプは型にとらわれなくていい」と言われる「B2タイプ」を具体的に見ていきましょう。
4スタンス理論まとめ
今回は4スタンス理論のそれぞれのタイプについて簡単にまとめたものをご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
自分のタイプを知ることで体の本来の動かし方を理解することが出来るようになるかと思います。
最初は慣れるまで違和感もあるかもしれませんが自然でスムーズなスイングが出来るのはやはり本来の自分に合った体の特徴を活かしたスイングをすることです。
4スタンス理論に基づいて先ずは自分がどのタイプか知ることが上達への近道となるかと思います。
ゴルフの練習を頑張っているのになかなか上達しなくて悩んでいる方は是非とも参考参考にしてみてください。
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