ミート率を高めて飛距離、精度をアップする5つのポイント

ども!
庶民ゴルファーのはちです。

今回はミート率の制度を上げるために必要な5つのポイントについて解説していきたいと思います。

ゴルフを始めたばかりの時期は、いかにして早く再現性のあるスイングを身に着けるかが重要になります。

そしてある程度スイングが身に着いたところで、さらに状況に応じたショット、飛距離、距離のコントロールなど応用していきます。

これが早く上達するためのステップになります。

個人差はありますが、我流でゴルフをするよりは数倍、数十倍はやく上達できるでしょう。

今回お伝えするミート率についても同じことが言えます。

ミート率は練習していくうちに少しずつ良くなっていきます。

長くゴルフを続けていけば、平均したミート率が良くなり、それに伴ってスコアも良くなっていきます。

ですが、ミート率が良くなるのにどのくらい練習すればいいのでしょうか?

ミート率は練習内容が大きく影響します。

ミート率を意識した練習をしていれば早く良くなるし、飛距離を意識した練習をしていればミート率は上がりずらくなります。

そしてミート率が上がれば、飛距離も方向性もアップし、確実にスイングがが良くなるということを知っていれば、ゴルフは早く上達します。

これからナイスショットが連発できる、ミート率がアップするポイントをお伝えしますので、ゴルフを最短で上手くなりたい方はぜひ実践してみてくださいね!

目次

ミート率が悪いとゴルフが上達しない

ゴルフの上達とミート率は非常に密接な関係になります。

ミート率とは、クラブフェースの一番ボールが反発する部分(芯、スイートスポット)で打てたかどうかを判断する基準です。

ミート率が高いとそれだけ効率よく飛距離を出すことができます。

ボールを打った時に気持ちよく打てたとか、よく飛んだなーという時は、ミート率が良かったことになります。

ミート率は下記の計算式によって割り出すことができます。

ボール初速÷ヘッドスピードミート率

最近ではインパクトデータを測定する機材が多くなっていて、ボールスピードやミート率を簡単に確認することができるようになりました。

このデータを確認した上で練習することが、上達を加速するのはいうまでもありません。

一般のアマチュアですとミート率は1.35〜1.4くらい。

トップアマやプロは1.5前後です。

ミート率は平均していないと意味がありません。

たまに1.45が出ても多くは1.38とか1.39ではよく無いんです。

ですので平均ミート率ができるだけ1.4以上になることがゴルフ上達に必要なスイング精度になります。

ではミート率を上げるにはどうすれば良いでしょうか?

その前にまずはミート率が悪くなるスイングの代表例をお伝えしますね。

ミート率が悪いスイングとは?

ミート率が悪くなる原因は、探せばたくさんありすぎます。
ですので明らかにミート率が悪くなるスイングの代表例をお伝えします。

1.上下動の大きいスイング

ここでの上下動はスイング軸が崩れる、前傾姿勢が崩れることの上下動です。

・バックスイング時に、トップまでグリップを持って行こうとして右サイドが伸び上がる
・肩を回そうとして左肩が浮き上がる
・ダウンスイングでクラブヘッドを先に振ろうとして体の回転が止まり左サイドが伸び上がる

などです。このような場合、ミートしづらくなります。

2.左右に大きく動くスイング

左右へのズレも大きくミートを下げる原因となります。

・テークバックを真っ直ぐ引こうとして腰が右に流れる
・バックスイングで左肩を回そうとして頭が右に流れる
・ダウンスイングで右サイドがボールを当てにいき、体が左に流れる

などです。

3.アドレスが一定しないスイング

アドレスが毎回違う場合、いくら同じスイングができてもミートしづらくなります。

・ボールとの距離が違う
・前傾角度が違う
・肩、腰、スタンスの向きが違う
・グリップの位置が違う

などです。

4.いつもマン振りのスイング

いつも最大の飛距離を出そうとしているとミスにつながります。

・リズム、タイミングが早い
・グリッププレッシャーが強い
・インパクトを強く叩きすぎ
・バランスを崩す

などです。

これらの傾向が一つでもある場合はミート率を下げているかもしれません。

自分のスイングを確認して、これからお伝えするポイントを実践してみてくださいね。

ポイント① 正しいクラブローテーション

クラブの正しい動かし方を理解することがミート率を上げる第一歩です。

そのために今一度クラブの構造を確認しましょう。

クラブはヘッドとシャフト、そしてグリップが装着されています。

そしてクラブヘッドのネックの部分にシャフトは挿してあります。

この形状から、クラブヘッドが効率よく回る動きを理解します。

まずクラブヘッドはシャフトを中心に回転します。

ヘッドの回転=シャフトの回転です。

次にクラブ全体の動きです。

グリップを持ってクラブを回すと解るように、クラブヘッドを回すには支点がないと回すことはできません。

グリップとヘッドが同じ分だけ動くのでは、クラブを大きく回すことができません。

よってグリップ(手)よりもクラブヘッドの方が大きく動くことが効率よくクラブを回す動作になります。

この二つを組み合わせるとクラブの効率良い回転、スイングが見えてきます。

バックスイングはヘッドが右に回転しながらグリップを支点にトップまで回転します。

ダウンスイングはヘッドが左に回転しながらグリップを支点にインパクトに向かって回転してきます。

この時点ではクラブは手だけで回していることになりますが、これがスイングの最終形ということではありません。

このクラブの動きに合わせて体の動きを加えていくことで、精度の高いミートしやすい正しいスイングが出来上がるということになります。

クラブの動きをイメージして連続素振りや連続打ちをしましょう。

クラブはきれいに回り、ボールを自然に捉えやすくなるでしょう。

ポイント② 軸を固定した体の動き

現代のゴルフスイングは体を使うのが基本です。

全身を使ってスイングするから飛距離もでますし、手先に頼らないことでショットの精度も上がります。

ですが、正しいクラブの動きをわかっていないと、いくら体を使っても正しくボールを打つことはできません。

クラブを正しく回しても、体がズレて動いていたらヘッドは正しい位置に戻ることはできません。

では正しい体の動きはどういうものかというと、スイング軸を意識した動きです。

ゴルフは止まっているボールを打ちます。

この止まっているボールを打つのに一番効率がいいのは、こちらも止まっていることです。

止まっているボールに対し、こちらも止まっていればボールをヒットしやすくなります。

ここでいう止まっているというのはスイング軸や頭のことです。

ボールの正面に立ち、スイング軸を固定してクラブをスイングする、スイング軸を固定して体を動かすことでミート率が大きくアップします。

【スイング軸を固定した体の動かし方】

①バックスイング時の固定

テークバックの時のクラブヘッドを真っ直ぐに引く動きは、腕が動き、上半身が右に回転するのため、重心が右に移りやすくなります。

この時に右サイドに受け止める力がないと、体が右に流れる原因になります。

右足の内側(右足の親指、母指球、右膝の内側、右足内腿)で力を受け止め、正しい体の回転を行うことで軸を固定することができます。

ポイントは右腰をすぐに後ろに引くことです。

テークバックと同時に右腰をお尻側にすぐに引くことで右サイドの回転が起こり、その動きにしたがって右肩もすぐに背中側に回します。

この時に先に述べた右足の内側(右足の親指、母指球、右膝の内側、右足内腿)で力を受け止めることで、軸を固定した回転を行うことができます。

動きを簡単に意識するポイントは、右膝の位置を変えないことです。

右膝が伸びたり、右にずれたりせずに、右サイドを回転させることで軸を固定した回転がしやすくなります。

②ダウンスイング時の固定

トップからダウンへの切り返しは下半身で行うのが基本となります。

正しく切り返すことで軸を保ったダウンスイングができます。

左足かかとの踏み込み、左膝の戻しによってダウンスイングが始動します。

この時に左足内側(左足指全部、母指球、左膝内側、左内腿)で力を受け止めて、軸をキープー=頭をキープします。

ダウンスイングで頭が左に流れる人は、左足内側でしっかり踏ん張ることで止めることができます。

左足内側で踏ん張るポイントは、足の指です。

左足の指全部で地面をつかむように力を入れましょう。

そうすることで左足の内側に力が入るようになります。

切り返し以降は、腰、肩の回転を利用してクラブを引き戻します。

この時に顔の向きを変えないようにすることで頭の位置をキープしやすくなり、さらに軸の固定がしやすくなります。

トップから目線を変えずにダウンスイングに移りましょう。

ポイント③ 両肘の正しいポジション

体の正面でインパクトすることがミート率アップにつながりますが、体の正面でのインパクトは両肘がスイング中、体の前にキープされていることが重要になります。

両肘がずれると、フェースの向きやインパクトのタイミングがずれやすくなります。

アドレス時にできた両肘の間隔をスイング中にキープすることで、体の前から両肘をずらさずにスイングすることができます。

バックスイングでは右肘が体から離れないようにして、両肘の間隔をキープしてトップまで捻転します。

ダウンスイングでは両肘の間隔をキープしたまま肩、腰の回転でインパクトゾーンを振り抜きます。

フォロースルーでも両肘の間隔をキープして体の前からずれないように意識することで、正しいアームローテーションが行われ、クラブヘッドを正しく回すことができます。

フィニッシュでも両肘の間隔をキープできていれば素晴らしいスイングとなります。

ポイント④ フォロースルーをカッコよく

ポイント③でもお伝えしましたが、フォロースルーでも両肘の間隔をキープすることでミート率がアップします。

この時のフォロースルーは、プロゴルファーの連続写真にあるように両肘の間隔がキープされ、左手の上に右手があり、クラブが立っている状態です。

アマチュアゴルファーが憧れるスイングの形となっています。

この形を身に付けるだけでスイングが正しくなり、ミート率が大きくアップします。

両肘の間隔をキープしたままスイングすることで自然とフォロースルーがカッコよくなりますが、スイング中の感覚は大きく変わりますので、意識してもなかなか変えられないことががよくあります。

変えたい方は諦めずに取り組んでくださいね。

①形をインプットする

フォロースルーの正しい形を作って数秒停止ししましょう!
鏡を見て確認しながら行うと効果が倍増します。
体でしっかりフォームを覚えましょう。

②両肘の間隔をキープしてゆっくり素振り

ボールを打とうとすると両肘の意識が薄れてしまいますが、ゆっくり素振りの場合は、インパクトを意識しないので両肘の間隔をキープしたまま素振りすることができます。

バックスイングからフィニッシュまで同じスピードでスイングしましょう。

スイングの各ポジションで両肘をキープする感覚を覚えることができます。

また、両肘をキープしてスリークォーターの連続素振りをすると、体の動きと連動してスイングしやすくなります。

③両肘の間隔をキープしてハーフスイングでボールを打つ

ピッチングウェッジなどでゆっくりと両肘をキープしながらボールを打ちます。

バックスイングとフォロースルーの高さを同じにして、左右対象になるイメージでスイングしましょう。

手首や肘の動きは極力意識せずに体の回転を意識することで、両肘をキープしてスイングする感覚を覚えることができます。

フォロースルーはいつも同じ高さでピタッと止めるようにしましょう。

止めることで体が形を覚えるようになります。

ポイント⑤ バランスの良いスイングができるアドレス

軸の固定と共に重要なポイントとなるのが、スイングのバランスです。

スイングの大きさ、スイングスピード、力感を抑えた8割スイングを意識してリズムよくスイングすると、安定したフィニッシュを作れるようになり、ミート率が大きくアップします。

そこで重要となるのがアドレスです。

安定したアドレスを作ることにより正しいスイングがしやすくなり、軸のブレないバランスの良いスイングを行いやすくなります。

【安定したアドレスを作るポイント】

①スタンス

スタンスはスイングに大きく影響を与える重要なポイントです。

スタンス幅、スタンスの向き、つま先の向きなどによってインパクトが変わり、球筋や飛距離が変わります。

安定したアドレスでのスタンスは、つま先の向きを少し外側に開き、やや広めの足幅にします。

ややガニ股に感じるかもしれません。

でもこれが足の裏全体で地面を掴みやすいスタンスになり、このあとお伝えするポイントも行いやすくなります。

逆に爪先を閉じてスタンスを狭くしてみましょう。

安定して立っていますか?
スイングをしっかり行えますか?

両方を試してみるとわかりやすいですよ。

②前傾角度

前傾角度もスイングに大きく影響を与えます。

前傾が深くなるほどボールは捉えやすくなりますが、体が使いにくくなり、前傾が浅くなるほどボールは捉えにくくなり、腕を多く使う必要が出てきます。

最適な前傾姿勢がバランスの良いスイングをさせてくれます。

前傾姿勢は必ず股関節を使って上体を前に倒すようにしましょう。

背中を丸めて前傾しないようにしてくださいね。

直立した状態で足の付け根、股関節から背中を丸めずに胸を前に倒していきます。

この時の前傾角度は30度くらい、時計の文字盤でイメージすると時計の針が1時を指している時の角度くらいです。

鏡で見て確認しましょう。

前傾姿勢は次にお伝えする膝の角度と一緒に作られます。

③膝の曲げ具合

膝はアドレス、スイング共に大きく影響する重要ポイントです。

膝を伸ばしたまま、もしくは曲げすぎたらスイングが上手くできません

バランスの良いスイングをするためには、膝の曲げる角度にもしっかり意識を持ちましょう。

では具体的にどのくらい曲げるかというと、重心が下がるまで曲げるということです。

膝を曲げると当然腰が下がります。

この時にお尻を下にさげるように膝を曲げると姿勢が悪くなり、正しい前傾姿勢を作れません。お尻は下げずにキープして膝を曲げましょう。

重心が下がっているかの確認は足の裏で確認します。

足の裏全体が地面にしっかりくっついているかどうかを感じてみましょう。

④体重配分

安定したアドレスを作るポイントの最後は、体重配分です。

アドレスで前後左右の体重配分を毎回意識してますか?

多くの方はただ構えているだけではないでしょうか。

アドレスでの体重配分を意識するだけでスイングも大きく変わります。

安定した体重配分は、前後左右真ん中です。

左右五分五分、前後も五分五分です。

よく母指球に体重を乗せると言われますが、これは間違いではありません。

ですが、母指球に意識がいきすぎて前に体重がかかりすぎる事がありますので足の裏全体に体重がかかるように土踏まずを中心に体重を感じるようにしましょう。

足の裏全体に根っこが生えているように、前後左右から押されても微動だにしないアドレスを意識して作ってください。

正しい姿勢でアドレスを作ると、自分で感じるよりも体重が前だったり後ろだったりします。

はっきり言いますと感覚がずれている事がほとんどです。

そして体重配分はコースでの状況によって大きく変わります。

傾斜地やバンカーなど安定したアドレスを作りづらい状況がたくさんあります。

その中で安定したアドレスを作るためには、基本となる体重配分を身につけておく事が重要になります。

通常の体重配分がいつも同じに意識できていれば、コースでのいろいろな状況に対応できるようになります。

ですのでアドレスでの体重配分はいつも意識しておきましょう。

まとめ

ミート率を意識した練習は、ゴルフが最短で上達することにつながります。

という事でミート率をアップする方法として5つのポイントをお伝えしました。

ポイント① 正しいクラブローテーション
ポイント② 軸を固定した体の動き
ポイント③ 両肘の正しいポジション
ポイント④ フォロースルーをカッコよく
ポイント⑤ バランスの良いスイングができるアドレス

この5つのポイントは、一つ一つが大きな効果を発揮する重要なものとなっています。

現在の自分のスイングをしっかりと分析し、ミート率が悪い原因を把握した上で必要なものを取り入れていきましょう。

もちろん全てに取り組むことでミート率は確実にアップし、飛距離、方向性も格段によくなるでしょう。

今までミート率が悪く飛距離をロスしていた人は、10〜20ヤードは確実に伸ばす事ができます。

左右どちらに飛ぶかわからない人は、自分が狙った方向にボールが飛んでいくことに感動し、さらにゴルフが楽しくなるでしょう。

ゴルフは上手くなるほどに楽しくなり、夢中になっていきます。

でも多くの人は上手くなる練習方法を知りません。

練習の中の1球、2球のナイスショットに喜び、その感覚を頼りに練習を続けています。

でも感覚はすぐになくなってしまいます。

ですが、今回お伝えしたポイントを意識して練習していくと、ナイスショットの要因が分かるようになります。

クラブをどう動かせばいいか、体をどう動かせばボールを上手く捉える事ができるかが感覚だけでなく、頭でわかるようになります。

これは練習内容だけでなく、練習時間や練習量にも影響していきます。

無駄な球を200球〜300球打っても上手くなりません。時間もお金も無駄になります。

でも練習内容が正しければ、100球打つだけで上達していきます。

1週間に100球でいいんです。

100球全てが上達に結びつくようになります。

これを読んだあなたがまず最初にやるべきことは、自分のスイングを分析することです。

先にお伝えした、ミート率が悪いスイングを参考に自分のスイングを確認してください。

そして自分にあったミート率アップのポイントを取り入れていきましょう。

わからなければ全てを実践してください。

早ければ一回の練習で効果が出ますし、通常1〜2ヶ月で効果が出てきます。

遅くとも半年すれば気持ち良い球が出るでしょう。

良い練習は結果が出るのが早いんです。

早速ゴルフ練習場に行くことをお勧めしますよ!

ブログランキングに参加していますのでもし良かったらポチっとお願いします。

コメント

コメントする

目次
閉じる