先日知ったんだけど、グリーン上の芝ってどこのゴルフ場も同じ芝ではないんだね!
てっきり手入れの問題で転がり方が違うだけかと思ってたんだけど…^^;笑
そうそう!
ゴルフ場のグリーンで使われている芝って「ベント芝」と「高麗芝」の2種類があるんだよね。
もちろんそれぞれの特徴も違う芝なので転がり方も全然違ってくるんだけど、この辺について、ゴルちゃんにも分かるようにはち君に解説してもらおっか!
えっ!?
転がり方も全然違うの!?
ってそれ以前に、ベント芝と高麗芝って名前があることも知らなかった…笑
初心者だからたぶんこの辺の、違いについても良く分からないかもしれないけど特徴とかは知っておきたいかも!
ベント芝と高麗芝とは?
今回はゴルフ場のグリーンで使われている芝について「ベント芝と高麗芝」のそれぞれの特徴などについて解説していきたいと思いますが、ゴルフを始めたばかりの方は名前は聞いたことがあるけどそれぞれの特徴についてまでは知らない方も多いかと思います。
先ず、日本のゴルフ場でよく使われている芝といえば、ベント芝と高麗芝です。
2グリーン制を導入しているゴルフ場では、この2種類を揃えている所が多いのではないでしょうか。
では、この2種類の芝の特徴とは、どんなものなのか?
先ほどゴルくんも言ってましたが、ベント芝と高麗芝の2つの芝は全く違った芝なのでボールの転がり方は全然違います。
グリーン攻略のためにもこれは知っておいて損はしないので覚えておくと良いかと思いますよ♪
ベント芝
ベント芝は西洋芝(寒地型)の一種ですが、亜種が多くベント芝の中でもさらに細かく分類されます。
最も普及したベント芝は「ベントグラス」と「ペンクロス」になりますが、その後改良が重ねられ、『ニューベント』と呼ばれる「ペンA2」「007」などの改良種が次々と登場し、グリーン改修の際などに新たに採用されています。
このように同じベント芝でも微妙に特性は異なるのですが、基本的な特徴としては、冬の寒さに強く、暑さには弱い芝です。
沖縄県ではほとんど採用されていませんが、それ以外の全国各地で使われており、日本のゴルフ場では最も普及しています。
葉は柔らかく細めで、葉の密集度も濃いので美しい緑色を作り出すのが特徴です。
芝を短く刈っても柔らかいため摩擦が少なく、ボールが素直に転がってくれますので高速グリーンを作りだすのに適した芝種と言えるでしょう。
暑さに弱いのが難点でしたが、近年では改良によってこの難点は克服されつつあります。
JGTOツアーでは、「三井住友VISA太平洋マスターズトーナメント」を開催する太平洋クラブ御殿場コースが「ペンクロス」に「ペンA2」をインターシード(少しずつ品種転換)することによって、毎年12~14フィート近い驚異的なグリーンスピードを実現させています。
このようにベント芝は、改良に改良を重ねて日本の風土に合った芝種へと変化しているのです。
高麗芝
ゴルフ場のグリーンに使用される高麗芝は、姫高麗という種類になり、これは日本芝(和芝)の一種です。
芝そのものの特徴としては、暑さに強く寒さには弱いで、冬になると芝は枯れて茶色くなってしまいます。
なので、寒い地域とは相性が悪く、北海道ではほとんど使われていません。
主に西日本を中心に全国各地で使われている芝かと思います。
逆目からパッティングすると、カサカサと音を立てて転がっていくようなイメージです。
LPGAツアーでは、最終公式戦であるリコーカップの舞台である宮崎カントリークラブが高麗芝のグリーンです。
本来は高速グリーンには向かない種なのですが、乾燥に強い特性を活かしながら、芝にダメージを与えない程度に短く刈り上げることで、速く芝目のきつい高難度のグリーンに仕上げています。
古くから日本で使われている芝ですが、メンテナンスが大変であるのに冬になると枯れてしまうので、色が悪くゴルファーに好まれない傾向にあります。
昔は2グリーンのゴルフ場が多かったので、ベント芝と高麗芝の2種類を備えているゴルフ場もよく見かけてましたが、昨今のゴルフ場ではコース内の改良などで1グリーン化が増えて来ていてグリーンも最初にお伝えしたベント芝にその座を奪われています。
ベント芝と高麗芝の対策は?
ここまでベント芝と高麗芝のそれぞれの特徴をお伝えしましたが、ゴルフ初心者の方にも簡単に分かりやすくまとめるとベント芝の場合は芝目が細かく滑らかな為に比較的に傾斜なりに綺麗に転がった行くのに対して、高麗芝の場合は芝目が粗いのでボールが転がるスピードが落ちて行くと、粗い芝目に負けてボールの転がり方が急に変わってしまいます。
ベント芝になれている方がある日、高麗芝のグリーンのゴルフ場でラウンドするとパッティングが難しく感じると思います。
ボクは正直言って、高麗芝は苦手意識がありますw
対策として必ずやった方が良いことは、各ゴルフ場ではスタート前に練習グリーンがあるのでそこで実際にパッティング練習をしてボールの転がり方をチェックすることが大切です。
特に高麗芝の場合は巡目と逆目では真っ直ぐ打つにも強さが変わるのでどれくらいの違いがあるのか?を感覚的な感じで良いので確認してスタートするだけでも、パット数も変わってくるかと思います。
ベント芝での対策は?
傾斜の読みと距離感さえ合えば比較的にパット数はまとまるのがベント芝なのでこの辺を意識して同伴者のパッティングのボールの転がり方も見ながら自分のパッティングを行うと良いかと思います。
高麗芝の対策は?
上記で述べたベント芝での対策にプラスαでベント芝よりもしっかりと強く打ち出すことを意識することが大切になってきます。
まとめ
今回は日本の多くのゴルフ場でみられるベント芝と高麗芝の特徴についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ベント芝でも高麗芝でも、そのグリーンの特徴を感じられたら、いつもよりグリーン上でのラインが”読める”かもしれません。
ただ、ベント芝と高麗芝の対策について色々と解説しましたが、パターのラインに関してはあまり難しく考えすぎると逆に悩んでドツボにハマるので基本的には短い距離をしっかりと真っ直ぐ打てる練習を日頃からやっておくのが一番の対策になるかと思います。
特にこういった練習は地味ですが家でも簡単に出来るので寝る前とかに自宅でやっておくのもパターが上達する秘訣になるのでコツコツをパター練習を家でやることがおススメになりますね。
パター練習において良い練習アイテムもいくつか紹介しておきますので良かったらこちらもチェックしてみてください。
【ショートパットに自身がない方におススメの練習アイテム】
【フェースを真っ直ぐ出すのが苦手方におススメの練習アイテム】
最後にゴルフマナーとしてお願いがあります。
グリーンというのはゴルフ場において最もシビアに手入れされた聖地でもあります。
グリーンキーパーさんたちが丹精込めて仕上げたグリーンですので、それを使うプレーヤーはボールマークの修繕を忘れないようにしてプレーヤー全員でグリーンのクオリティを維持出来るように心掛けてゴルフを楽しんで行きましょう♪
この記事が誰かの役に立てば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ではでは~
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